最速節税対策

タックスアンサー（国税庁）

[平成27年4月1日現在法令等]

　事業用資産の買換えの特例は、売る資産と買い換える資産の組合せを特定のケースに限定しています。
　この代表的な組合せの一つに、 既成市街地等の区域内にある土地などを売って既成市街地等の区域外にある土地などに買い換えるケースがあります。
　例えば、製造業を 営む個人が既成市街地等の区域内にある○○区の工場と敷地を売って、既成市街地等の区域外にある△△市に同じく工場と敷地を買い換える場合です。
　この既成市街地等の区域内から区域外への買換えの特例を受けるには、次の三つのことに注意してください。

1. (1)　既成市街地等の区域の確認が必要です。この既成市街地等の範囲は、コード3429で説明しています。
2. (2)　買い換える土地の面積が、原則として、売る土地の面積の5倍までに制限されていることです。5倍を超える部分は買換えの特例の対象になりません。
3. (3)　売る資産は事務所や事業所、工場などに使用されている建物又はその敷地の土地などのうち、その譲渡の日の属する年の1月1日において所有期間が10年を超えるものであることです。

(措法37、措令25)

参考：　関連コード

• 3405　事業用の資産を買い換えたときの特例
• 3429　既成市街地等の範囲
• 　国税に関するご相談は、国税局電話相談センター等で行っていますので、税についての相談窓口をご覧になって、電話相談をご利用ください。
  ※　下記の電話番号では、国税に関するご相談は受け付けておりません。

出典

国税庁ホームページ http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3408

関連するタックスアンサー（譲渡所得）

1. No.3264　借入金の利子が取得費になるとき
2. No.3108　国や地方公共団体又は公益を目的とする事業を行う法人に財産を寄附したとき
3. No.3225　平成21年及び平成22年に取得した土地等を譲渡したときの1,000万円の特別控除
4. No.3376　「マイホームを買換えた場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例」の対象となる「特定譲渡」とは
5. No.3379　「マイホームを買換えた場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例」を受けるための手続等
6. No.3508　交換差金を受け取ったとき
7. No.3423　期限までに買換資産を買えなかったとき
8. No.3361　譲渡した年に買換えができなかったとき
9. No.3102　譲渡所得の申告期限
10. No.3120　譲渡担保により資産を移転したとき
11. No.3411　親族の事業の用に使わせている資産を買い換えたとき
12. No.3377　「マイホームを買換えた場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例」の対象となる住宅ローン
13. No.3355　特定のマイホームを買い換えたときの特例
14. No.3555　収用等により取得する各種補償金の所得区分
15. No.3302　マイホームを売ったときの特例
16. No.3560　居住者が海外の不動産を売却した場合の課税関係等
17. No.3208　長期譲渡所得の税額の計算
18. No.3240　事業用建物等を譲渡した場合の消費税
19. No.3158　ゴルフ会員権の譲渡による所得
20. No.3223　譲渡所得の特別控除の種類

項目別にタックスアンサーを調べる

• 所得税
• 譲渡所得
• 相続税
• 贈与税
• 財産の評価
• 法人税
• 源泉所得税
• 消費税
• 印紙税・その他の国税
• 法定調書
• 課税に不服なとき
• 国税のお知らせ
• 災害を受けたら