最速節税対策

タックスアンサー（国税庁）

[平成27年4月1日現在法令等]

土地の貸し借りが行われる場合に、借り手は地主に対して地代を支払います。
権利金の支払が一般的となっている地域においては、地代のほか権利金などの一時金を借地権設定の対価として支払うのが通例です。しかし、親の土地に子供が家を建てたときに地代や権利金を支払うことは通常ありません。
このように地代も権利金も支払うことなく土地を借りることを土地の使用貸借といいます。
親の土地を使用貸借して子供が家を建てた場合、子供が親から借地権相当額の贈与を受けたことになるのではないかという疑問が生じます。
しかし、使用貸借による土地を使用する権利の価額はゼロとして取り扱われていますので、この場合、子供が借地権相当額の贈与を受けたとして贈与税が課税されることはありません。
この使用貸借されている土地は将来親から子供が相続する時に相続税の対象となります。相続税の計算のときのこの土地の価額は、他人に賃貸している土地ではなく自分が使っている土地として評価されます。つまり、貸宅地としての評価額でなく自用地としての評価額になります。

(昭48直資2−189)

• 国税に関するご相談は、国税局電話相談センター等で行っていますので、税についての相談窓口をご覧になって、電話相談をご利用ください。
  ※ 下記の電話番号では、国税に関するご相談は受け付けておりません。

出典

国税庁ホームページ http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4552.htm

関連するタックスアンサー（贈与税）

1. No.4423 著しく低い価額で財産を譲り受けたとき
2. No.4402 贈与税がかかる場合
3. No.4452　夫婦の間で居住用の不動産を贈与したときの配偶者控除
4. No.4552 親の土地に子供が家を建てたとき
5. No.4417 贈与税の対象になる生命保険金
6. No.4426 負担付贈与に対する課税
7. No.4420 親から金銭を借りた場合
8. No.4553 使用貸借に係る土地を贈与により取得したとき
9. No.4438　農業後継者が農地等の贈与を受けた場合の納税猶予の特例
10. No.4555 親の借地に子供が家を建てたとき
11. No.4512 直系尊属から教育資金及び結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の非課税制度の主な相違点
12. No.4441　医療法人の持分に係る経済的利益についての贈与税の税額控除の特例
13. No.4511 直系尊属から結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の非課税
14. No.4408　贈与税の計算と税率（暦年課税）
15. No.4405 贈与税がかからない場合
16. No.4429 贈与税の申告と納税
17. No.4410 複数の人から贈与を受けたとき（暦年課税）
18. No.4560 親が借地している土地の底地部分を子供が買い取ったとき
19. No.4432 受贈者が外国に居住しているとき
20. No.4440　医療法人の持分に係る経済的利益についての贈与税の納税猶予の特例

項目別にタックスアンサーを調べる

• 所得税
• 譲渡所得
• 相続税
• 贈与税
• 財産の評価
• 法人税
• 源泉所得税
• 消費税
• 印紙税・その他の国税
• 法定調書
• 課税に不服なとき
• 国税のお知らせ
• 災害を受けたら