相続開始直前に銀行預金から引き出した現金について、相続開始時における手持現金と認定した事例
[消費税法][申告、更正の請求の特例]に関する裁決事例(国税不服審判所)。
裁決事例(国税不服審判所)
1979/06/21 [消費税法][申告、更正の請求の特例]裁決事例集 No.18 - 97頁
被相続人が相続開始日直前4日間に銀行の普通預金口座から引き出した現金(40,000,000円)については、被相続人の死亡直前の状況により、資産の取得、債務の返済、その他費消等のために支出された事実が認められないことから、当該現金は、相続開始時の手持現金と認めるのが相当である。
昭和54年6月21日裁決
- 国税不服審判所:公表裁決事例集:公表裁決事例要旨
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