最速節税対策

タックスアンサー（国税庁）

[平成27年4月1日現在法令等]

　輸入する貨物については、その貨物を保税地域から引き取る時に消費税が課税されます。
　輸入する貨物についての消費税の納税義務者は、その貨物を保税地域から引き取る者です。この貨物を保税地域から引き取る者とは、輸入申告者のことです。
　したがって、通関業務を他に委託して輸入貨物を引き取る場合の納税義務者は、その通関業者ではなく、通関業務を委託した者となります。
　輸入取引の場合の納税義務者は、国内取引の場合のように事業者に限定されず、また、免税点などの規定も設けられていません。
　したがって、事業者だけでなく給与所得者や家庭の主婦なども、外国貨物を輸入すれば消費税の納税義務者となります。
　また、輸入とは、外国から我が国に到着した貨物又は輸出の許可を受けた貨物を我が国に引き取ることをいいます。したがって、一般的な貿易により輸入される貨物のほか、海外旅行からの帰国の際におみやげなどとして持ち帰ったものも課税の対象になります。ただし、海外旅行から帰国したときに課税される輸入関税がいわゆる携帯品免税として免除されるものについては、消費税も免除になります。
　なお、輸入する貨物についても地方消費税が課税されますから、保税地域から引き取る場合には、消費税と併せて地方消費税も税関長に納付する必要があります。

(消法5、28、47、50)

• 　国税に関するご相談は、国税局電話相談センター等で行っていますので、税についての相談窓口をご覧になって、電話相談をご利用ください。
  ※　下記の電話番号では、国税に関するご相談は受け付けておりません。

出典

国税庁ホームページ http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6133.htm

関連するタックスアンサー（消費税）

1. No.6913　税抜経理と税込経理の併用と経理処理
2. No.6625　請求書等の記載事項や発行のしかた
3. No.6325　為替差損益の取扱い
4. No.6902　「総額表示」の義務付け
5. No.6163　リース取引についての消費税の取扱いの概要
6. No.6213　駐車場の使用料など
7. No.6226　住宅の貸付け
8. No.6125　国内取引の納税義務者
9. No.6921　控除できなかった消費税額等（控除対象外消費税額等）の処理
10. No.6503　基準期間がない法人の納税義務の特例
11. No.6153　役務の提供の具体例
12. No.6632　災害等により簡易課税制度の適用を受ける（受けることをやめる）必要が生じた場合
13. No.6463　寄附金や交際費の取扱い
14. No.6201　非課税となる取引
15. No.6615　確定申告書等に添付することとなる書類
16. No.6205　非課税と免税の違い
17. No.6214　身体障害者用物品に該当する自動車
18. No.6495　国、地方公共団体や公共・公益法人等に特定収入がある場合の仕入控除税額の調整
19. No.6605　納付税額がないときの確定申告
20. No.6141　納税義務の成立の時期

項目別にタックスアンサーを調べる

• 所得税
• 譲渡所得
• 相続税
• 贈与税
• 財産の評価
• 法人税
• 源泉所得税
• 消費税
• 印紙税・その他の国税
• 法定調書
• 課税に不服なとき
• 国税のお知らせ
• 災害を受けたら