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青色申告(法人税)で節税する。青色申告の義務や白色申告との違い(メリット)について。

建物の一部が収用に伴い取り壊された前後を通じて、評価対象地の利用状況及び権利関係に変化がなかったことから、評価単位は1つとすべきとした事例

[相続税法][財産の評価][評価の原則]に関する裁決事例(国税不服審判所)。

裁決事例(国税不服審判所)

2011/12/06 [相続税法][財産の評価][評価の原則]

平成23年12月6日裁決

《要旨》 請求人は、本件土地は、その一部が過去の収用により買い取られたことに伴い、建物の一部が取り壊されており、当該収用後に未利用の状態であった空き地部分と建物の敷地として使用貸借していた部分との2つの利用単位からなっているので、それぞれ別の評価単位として評価すべきである旨主張する。
 しかしながら、本件土地は、当該収用以前から1棟の建物の敷地として一体として利用されており、当該収用に伴い建物の一部が取り壊された後も、その利用状況及び権利関係に変化がないことからすれば、財産評価基本通達7−2《評価単位》の定めに基づき1つの評価単位(1画地)として評価すべきである。

《参照条文等》 相続税法第22条 財産評価基本通達7−2

国税不服審判所:公表裁決事例集:公表裁決事例要旨
建物の一部が収用に伴い取り壊された前後を通じて、評価対象地の利用状況及び権利関係に変化がなかったことから、評価単位は1つとすべきとした事例

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